2008/07/18

失われた町2



道端のお墓。
以前はその周りが田畑だったのだろう。
労働の場と生死とはつながっていた。

記憶とは場所の痕跡でもある
農村が消えると、その周りの記憶が失われる。
集落が消えて田畑もなくなったが
墓は取り残され、その奥には
プレファブの物置が置かれている。
それさえも見捨てられ、ゴミのように朽ちている。
その隣の家もまた捨てられて廃屋となり
こうしていくつもの墓標が寄り集まっている。
しばらくしてここを通りかかると
住宅メーカーのプレファブが建っていた。

1 コメント:

宮川 さんのコメント...

この街では、家の前にお墓があるのをよく見かけますが、人が拝んでいるのを見たのは、早朝6時に一度だけです。