2008/10/12

ノヴェチェント



この二つの四角い時計、そっくりです。
左のパテク・フィリップは1921年製。
このころは四角い時計が一斉を風靡した。
右のフランク・ミュラーは2000年からのもの。

大きさも似ているし、時計全体がカーブ(R面)しているところも
同じです。
ただ、左のパテク・フィリップは裏面が平面です。

アールデコのデザインでもあるし、カーブしているので
なんとなくダリの柔らかい時計(1931年)を連想したが、
見るとまったく違ってました。

フランクが四角い時計のうたい文句に、
「ノヴェチェント・スタイルに新たな解釈を加えて現代風にアレンジし、
さらに、アールデコを讃えることで生み出されたものです。」
といっているけれど、意味不明。
どんな「新たな解釈」が加わっているのだろう。

ちなみにノヴェチェントとは、ファシズムの台頭した1922年、
美術評論家M・サルファッティの呼びかけにより
M・シローニ、A・ブッチ、A・フーニ、L・ドゥドレヴィッレらによって、
イタリア・ミラノに結成されたグループ。
ムッソリーニ・シンパであったサルファッティが主導者であったことから、
グループはファシズムへの傾倒を強く示した。
主に英雄や労働者をモチーフとした絵画作品を彼らは発表し、
反前衛と愛国主義をモットーとした。
とありました。

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