
町を見下ろす金生山の頂に、虚空蔵菩薩を祀る明星輪寺がある
弘法大師が訪れた伝説もある
金生山は奇妙な山で、
古生物が堆積して形成された石灰岩層の海底が
2億5千万年から3億5千万年前に隆起してできた山
だから、たくさんの化石が出る
金生山化石館という建物が中腹に建つ
石灰岩と大理石の採掘は100年近く続いている
山腹のあちこちに、朽ち果てた過去の採掘の遺構が放置されて
山の西側はすっかり削り取られ消失し
そこにできた大きな無の上に崖がそびえている
その崖は町のどこからでも見えて
巨大な虚無が日常性のなかにつきまとっている
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