2010/08/01

かくされた曼荼羅



東寺(教王護国寺)の境内に残る建築は、
昔の壮大な伽藍のほんの一部だということを
室町時代の図で知った。
それ以来、そこに描かれている二重回廊式の
巨大な伽藍を復元したいと 思うようになり、
柱のスパン寸法や建物のプロポーション
建物の位置の相互関係などを検討した結果、
いくつもの隠れた軸線や比例が現れてきた。
そして
おそらくこんなスケールであったろうと思える
伽藍図が出来上がった。

出来上がった伽藍の復元(想定)を見ていたら、
伽藍が境内をいくつかのゾーンに区分していることが読み取れた。
そこで、境内をグリッドに分けてそれぞれの建物の働きごとに
領域を設定していった結果、
巨大な胎蔵界曼荼羅が現れた。

ここまでの考察のプロセスも非常に楽しいものだった。
今度、これを元に新しいアイデアを加えて、
科研の申請をしてみるか。